FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://hetareshocker.blog42.fc2.com/tb.php/13-fe52175e

-件のトラックバック

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

ある男の話

ある男の話をしよう。
名前は・・・うん、念のために伏せておこう。別に隠しているわけではないが、名前をみんなに知られたら、その男が可哀想だからね。

その男は小さな村の小さな畑を耕す農夫だった。もっとも、男は自分が農夫だとは思っちゃいない。男は自分のことを、騎士だと思い込んでいたんだ。

思い込むというのも語弊があるかな。男の祖父は確かに騎士だった。男の父親も騎士だった。ただ・・・祖父と父が仕えた国は、男が小さな時に滅んでしまったんだ。父親も母親もその際に亡くなって、男は祖父に育てられたのさ。騎士としてね。

だから男は自分は騎士だと思っていた。今はただ、仕えるべき主がいないだけだってね。
ただ、その小さな村の村民たちは男のことをバカにしていた。

たしかに男は、そこそこ魔法も剣も嗜んではいる。村の者のように言葉になまりはないし、受け継いだという剣や鎧ももっている。だが、ただそれだけさ。畑にやってくるオークくらいは倒せるけれど、それで精一杯。赤い目の殺人者にはあっさりやられるし、魔法だって、自分が移動できるだけでゲートなんかだせやしない。祖父が亡くなったあとは、剣や魔法の鍛錬なんて積むことはしなかったし、ただ自分は騎士だと威張り散らしているだけ。
腕を磨こうとするならば、こんな小さな村で畑なんか耕している必要はない。

男は旅に出て主君を探す勇気も実行力もなかった。ただ、どっかの国の王様か騎士団長が自分を迎えにくるはずだとだけ言い続けていたんだ。村人がこの男をバカにしながらも、村八分にしなかったのは、この男の亡くなった祖父が生前に村人に対して何かと力になっていたし、遺産の半分を村に寄付してくれたからだった。


そんなある日。男の下を一人の騎士が訪ねてきた。

騎士は祖父の部下であったと名乗り、祖父が亡くなったことを知るとかなり驚いていたようだった。

「亡くなったのは残念です。しかし、あなたという若く力あふれる騎士がこのような地にいらっしゃったというのも、何かのお導きでしょう。どうですか?私と共に王のもとへ参りませんか?」

男にとって、騎士の言葉は彼が長い間待ち望んでいた言葉であり、その申し出を承諾したのは当然の流れだった。

むしろ、この話に懐疑的だったのは村人たちのほうである。村人たちはたしかに男を好いてはいなかったが、男の祖父にたいする恩を感じていたし・・・騎士の話というのが、できすぎていたからだ。

ユーに誕生した新興国、黒騎士団。そのゆかりの国の王に仕えているという騎士には、「S.R」というタグがついている。だが、それだけで信用にあたいするとは思えない。それにいくらゆかりの国とはいえど、あまりにも名前が紛らわしすぎる。そういって村人は男をとめたが、男はその言葉を聞き入れようとはしなかった。

旅立ちは慌しく、男は村人たちの制止の腕を振り切って、騎士の出した赤く不気味に光るゲートの中へと飛び込んだ。

ゲートの先は、小さな砦だった。
その小さな砦には、男と同じように武装した人々が集まっていた。
そして男はその人の群れに並び、入団の儀式をむかえたあと、広間へと通された。広間には威風堂々としたDesireという男が居並ぶ人々を前に、挨拶をはじめた。

「諸君!私はDesire。この黒騎士兵団の騎士団長だ。われらが王の呼びかけにこの地へと参じてくれたことに礼を言おう!諸君らは到着して疲れもたまっているかもしれぬが、早速、わが王より命令が下った。わが王の同盟者、聖徳の王国、アーサー王よりわが国へ要請があったのだ!」


************************************************


男は酒場にたっていた。
とはいっても、男の姿は誰にも見えない・・・・。男は戦いの中で肉体を失い、魂のみの存在になっていた。
男の目の前で人々が話し合う様子を眺めながら、その内容に男は衝撃をうけていた。


S.Rにて、騎士団長Desireの語ったこのブリタニアでおこっている話は、男も噂では聞いたことのある話だった。

魔王キョウイチと指輪をめぐる話。魔王軍に翻弄されるSST,GDMの話。SSTの国王が死亡し、大公国も大公が行方不明になっていること。

「本日、われらがゆかりの国、SRにて、聖徳の王国をはじめとしたSST、GDMなどの会談がおこなわれている!その地で我らはアーサー王の要請に応えて、セブンストーン王国とマティアス大公国を討つ!このブリタニアでおこっている危機を、SSTやGDMでは対処できぬ!むしろ、自国の利益ばかりを追い求めるだけである!われらが同盟者、アーサー王は三国を併合し、われらとともに、このブリタニアの地を襲う危機に立ち向かうことを決意なされたのだ!この地を守るため、われらはアーサー王の要請に応え、SSTとGDMを討伐するのだ!」


そうして、自分は・・・Desireから、アーサー王の要請書を手渡され、保管しておくことを命ぜられたのだ。いざというときのために、肌身離さずに持っているようにと。SRにはHKV、SR,GDM,SST以外にも魔王軍の姿があり・・・そう、騎士団長が中へ入ってしばらくしてのち、魔王軍が唐突に攻撃を開始し・・・彼はアーサー王を守るため、そして要請に応えてSSTやGDMを討つためにSRの館へと突入したのにもかかわらず・・


『そうだ、わたしはHKVの者に毒をいれられて殺されたのだ』


同盟者だと思っていたHKVの者に殺され、呆然とした彼は、彼が保管していた要請書を読んだ、当のアーサー王が、こんなものを出した覚えがないと言い出したために・・・話し合いの場であるこの酒場まで魂のままで、ついてきたのである。


「FoAのヤクト司教の策略でしょう」
「我らを仲たがいさせるために、このようなことを仕組んだに違いありません」


FoAなど、男は知らない。そう、あの場にいた誰もが、アーサー王の要請だと信じ、そして参加したのだ。そう、男はこのブリタニアを守るためと思えばこそ、あの中へと命の危険を顧みずに飛び込み、闘ったのだ。


騎士たちに自分がFoAなどの手先ではないと訴えたかった。しかし。男は・・・S.Rへの移動も、SRへの移動もすべてゲートだった。そう、男はS.Rの本拠地がどこの地にあるかもわからないことにこの時になって気がついたのだった。


蘇生して一夜あけた時。男はS.Rというタグがなくなっていることに気がつき、そのまま飛び出していった。育った村もいまさら戻ることはできず・・・アーサー王への呪いの言葉を叫びながら・・・・


なに?悪いのはFoA?さて、陰謀といっても騎士たちの推測だけで、証拠はないんだ。そう、男にとって、自分が悪の手先になっていたと思うよりも、アーサー王が自分を騙したと思うほうが救われるだろ?己の悪行をFoAになすりつけているだけと考えたほうが楽なのさ。

*************

この話は、SR設立時に他ギルドとの調印の際に「S.R」ギルドが乱入した話をキャラ視点で書いたものです。
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://hetareshocker.blog42.fc2.com/tb.php/13-fe52175e

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

torikichi

Author:torikichi
Rubbish shopの営業よりも、FoAのショッカー風味が強い日記。

使用上の注意
・内容によってはLv1毒が含まれています。気分が悪くなった、むかついたというときは、すみやかにページを閉じて忘れてください。
・内容によっては、ごくまれにウケることがあるかもしれません。そんなときはコメントを書き込んでみましょう。
・自分と違う考え方を容認できない人は読まないように。
・議論や誘い受けのレスはスルーします。
・心の広い人のみ見てね
・インコの悪口は許さん。
・苦情・文句は受け付けませぬ。

(C) Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA, EA GAMES, the EA GAMES logo, Ultima, the UO logo and Britannia are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved.

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。